ロボトレース

競技概要

黒い床に引かれた白いライン (一周60m以下)の周回コースを出来るだけ早く走る(トレースする)ことを競う競技です。(コース図

マーカーとライン

ロボットは最初の走行でコーナーに設置されたマーカーを利用して直線の長さやカーブを記憶し、次の周回では直線はできるだけ早く駆け抜け、カーブの手前で減速するというスピードコントロールがこの競技の醍醐味です。

第40回全日本マイクロマウス大会のロボトレース優勝機の走行(2019年)

上級者には、左右連続のコースをほぼ直進で進むなど、ただ単にラインの上を走るのではなく最適なコースを走るという高度な技術課題も求められます。 詳しくは、ロボトレース競技規定をご覧下さい。参加者は、持ち時間内に3回走行することができ、3回のうちの最速タイムで競います。評価としては、早さだけでなく、機体作成でオリジナルに工夫してきた点も評価しています。

ショートカットの例

この競技は、ロボットのしくみや制御技術の基本を学習するという教育効果も高く、中学生や高校生の教育課題としても注目されており、学校単位の参加も増えてきています。また、トップクラスのエンジニアが自己研鑽のために参加する例も増えてきています。

過去には、独立行政法人科学技術振興機構(JST)の助成を受けた中高生ロボトレース競技会も行われた実績もあります。また、年齢層を問わず参加を呼び掛けて開催しており、幅広い年齢層が出場しています。

ロボトレース競技規程

ロボトレース競技規程は、下記のページで掲載しています。

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