財団案内

財団概要

ものづくりを通じた体験による人材育成をめざして

私たちは、マイクロマウスやロボトレース等のロボット製作やロボット競技、新しい技術チャレンジを通じて、ものづくりの体験による人材育成を活動の大きな目標としています。私たちが目指すものは単に技術を学ぶのではなく、ものづくりの過程で経験する問題解決や要求実現のための教育的プロセス(ソリューションプロジェクト)が、人間形成の大きな糧となると考えています。
また、豊かな社会生活実現のために必要な科学技術に関する調査・研究、科学技術を活用した研究調査等、人間と技術の調和を基調とした科学技術の振興をはかり、豊かな社会経済の発展に寄与することを目指します。

沿革

1980年 ロボット競技会を支援する団体として発足
1986年 ニューテクノロジー振興財団を設立
2011年10月7日 公益財団法人に移行「公益財団法人ニューテクノロジー振興財団」として現在に至る

会長挨拶

近年、AIやロボット技術は目覚ましい進化を遂げ、私たちの社会に大きな変革をもたらしつつあります。
そのような中で、マイクロマウス大会は、まさにこれらの最先端技術を実践的に学び、挑戦する絶好の機会を提供しています。

マイクロマウスは、自律型ロボットが自ら迷路を探索し、最短経路を導き出してゴールを目指すという、AIとマイコンの実世界応用として極めて奥深い技術チャレンジの競技です。

このマイクロマウスを開発する過程では、ロボット工学、メカトロニクス、制御、センサー、ソフトウェア、そしてAIといった多岐にわたる専門知識と技術が求められます。

当財団は1986年の発足以来、AIとマイコンの実世界応用をテーマに、マイクロマウス競技を通じて、知能ロボット技術やAI、マイクロコンピュータ応用技術の進歩と、それを担う人材の育成に尽力してまいりました。
45年を超える歴史を経た現在では、延べ1万人以上のエンジニアを輩出し、毎年300名を超える国内外のエンジニア、研究者、学生が、自慢のロボットを手に世界中から大会に集結し、その技術と創造性を競い合う、世界的に見てもレベルの高い競技会へと発展しています。

マイクロマウスは、単なる競技の場に留まりません。
生涯にわたる学習が不可欠とされる現代において、エンジニアが常に最先端の技術に触れ、自らのスキルを磨き続けるための実践的な学びの場でもあります。
実際に、小学生から80代に至るまで愛好者がマイクロマウスやロボトレーサ―を開発しています。

このように、未知の課題に挑み、試行錯誤を繰り返しながら解決策を見出す過程は、次世代のイノベーターを育む貴重な経験となります。
そして、マイクロマウス大会に参加し、その技術を磨いた多くの人々が、日本の様々な分野で活躍しています。
当財団は、これからも、この貴重な活動を積極的に支援し、未来を担う技術者の育成を通して、社会に貢献してまいります。

皆様の温かいご理解とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

公益財団法人ニューテクノロジー振興財団
会長 淺間一

役員名簿

役員名簿(2025年6月現在)

理  事

会長(代表理事)    淺間 一 (※)東京大学国際高等研究所東京カレッジ 特任教授
理事(業務執行理事)  中川 友紀子(※)株式会社アールティ 代表取締役
理事          大原 賢一   (※)名城大学 教授
理事          鈴木 秀和  (※)東京工芸大学 教授

監  事

監事          志村 晃司 (※)公認会計士
監事          森永 英一郎 (※)

(※)の理事・監事は非常勤

評 議 員

評議員      飯島 純一   明星大学 名誉教授
評議員      入部 正継   大阪電気通信大学 学部長
評議員      竹村 憲太郎  東海大学 教授
評議員      中村 文一   東京理科大学 教授
評議員      長谷川 忠大   芝浦工業大学 教授
評議員      水川 真     芝浦工業大学 名誉教授
評議員      山崎 芳昭    明星大学 教授
評議員      油田 信一   
評議員      李 周浩     立命館大学 教授

公益事業

当財団では、人とテクノロジーのより良き関係の発展に寄与すべく、マイクロマウス大会を通じて国際交流、調査研究等の下記の諸事業に積極的に取り組んでおります。

全日本マイクロマウス大会、全日本学生マイクロマウス大会の開催

各地区大会の支援

IROSへの支援

情報公開

公開情報は別ページにまとめました。こちら

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