公益財団法人ニューテクノロジー振興財団 NTF -New Technology Foundation-

マイクロマウス 2015

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2010年5月6日改定
2012年10月17日改定
2013年8月1日改定

マイクロマウスクラシック競技   全日本大会の運営に関する注意事項


1.マイクロマウスの操作について
競技の操作者は、その製作者あるいは製作グループ本人自身が操作(オペレート)する事を原則とします。(以下、操作者と言う)
2. クラス分けについて
(1) マイクロマウスクラシック競技フレッシュマンクラスは2014年度以降も開催します。

新人あるいは入門間もない人のためのマイクロマウス競技。新人あるいは初心者と自分自身で判断する人は、誰でも参加できます。ただし今までに全日本大会ならびに海外での同等の大会で、ゴールに到達したことのある人、あるいはゴールに到達したことのあるマイクロマウスは除きます。また、競技時に審査員長にエキスパートクラスが適当と判断されたマイクロマウスは入賞から除外されます。
※フレッシュマンクラスは自分を初心者と考える人が、自分自身で作ったマイクロマウスを持って参加する事を基本とした競技です。また、先輩などの作ったマイクロマウスを譲り受けた場合も、初心者によるマイクロマウスとは認められないケースがあります。
(2) マイクロマウスクラシック競技エキスパートクラス
エキスパートクラスは経験豊かな参加者が、更に高度な課題や他の優秀なマイクロマウスに挑戦する為のクラスです。フレッシュマンクラスに該当する方が、エキスパートクラスに参加する事は可能ですが、同じマイクロマウスで両方のクラスに参加する事は出来ません。
3. 参加登録台数制限について
マイクロマウスクラシック競技は何れのクラスも同一製作者による参加登録可能台数は1台のみとします。
 ただし、シード権を持つ参加者は、そのマイクロマウスとは別にもう一台のみ、予選に参加登録出来るものとし、そのマイクロマウスマウスが予選を通過した場合は、予選終了後に本人がどちらのマイクロマウスで決勝を走行するか、選択することが出来ることとします。

4.予選について
何れのクラスも、決勝への参加は、同一グループによって製作された技術的に類似性の高いマイクロマウスは1台限りとし、かつ一人のオペレーター(製作者がオペレートするのが原則)は一台のマイクロマウスしか操作できないこととします。
エキスパートクラスならびにフレッシュマンクラスの予選は、出走台数によって、各々迷路複数面で行うことがあります。
(1)フレッシュマンクラス
予選を行う場合は、以下の方法で実施した上、原則的に同日の午後に決勝を実施する。
 • 予選で使用される迷路の大きさは、通常の競技用迷路(16×16区画)を1/4に区画した8×8区画を使用し、四隅から各々同時並行的に走行する。
 • 8×8区画迷路を3分間に3回走行することが出来る。その内の最短時間を迷路通過時間記録とする。
 • 始点(X-0、Y-0)から時計回りに出発し、終点区画は、対角上の(X-7、Y-7)1区画とする。
(2)エキスパートクラス
予選と決勝が有り、決勝は予選通過者と各地区大会等でシードされたマウスによって行われる。
5. 決勝中の預り制度
各クラス決勝では、競技開始前から競技終了時までマイクロマウスを事務局が指定する場所にて預かります。操作者は出走時に指定場所から自らマイクロマウスを受け取って走行させ、走行終了後に再度マイクロマウスを同じ場所に戻すこととする。
6. バッテリー交換について
フレッシュマンクラスでは、競技中、同一仕様のバッテリーに限り交換することが許されます。エキスパートクラスでは、予選、決勝を通じて、競技中のバッテリー交換が一切禁止されます。
7. 持ち時間及び走行回数について
エキスパートクラス予選は、持ち時間7分、走行回数5回で競技を行われ、決勝においては持ち時間5分、走行回数5回で競技を行います。
また、フレッシュマンクラスは、持ち時間7分、走行回数5回で競技を行います。
8. 競技会場の照明環境とフラッシュ撮影等について
主催側としては限られた環境でしか動かないロボットではなく、極力あらゆる人間環境で動くロボットの登場を期待することを基本精神としています。
(1) 照明環境について
上記の精神に則り、競技会が開催される通常の照明環境で実施します。
(2) フラッシュ撮影等について
マイクロマウスクラシック競技エキスパートクラス決勝につきましては、客席からのフラッシュ撮影は禁止されません。ただし、エキスパートクラス決勝以外の競技については、従来どおり、競技中のフラッシュ撮影は遠慮してもらう様会場にてアナウンスします。なお、ビデオ、カメラのオートフォーカスには、赤外線が使われているものもありますが、これについては、ロボット自身の対策を期待します。
9. 地区大会等におけるエキスパートクラスの全国日本大会決勝出場(シード)権について
本年度の各地区大会・学生大会等において、マイクロマウスクラシック競技が開催され、出走台数が10台以上の場合、この大会から推薦される1台を全国日本大会決勝にシードします。
また、総出走台数が25台を超える場合、もう更に1台を追加して合計2台とし、以降出走台数が25台増加する毎に1台を追加するものとします。