第一期 第二期 第三期 第四期 第五期 座談会 学会論文リスト
第三期2006年9月〜2007年3月

1)心理効果を有したゲームソフトの開発

第1期でゲームソフトのもつ心理的効果を探りましたが、そこから逆に、気分や目的に応じてゲームを推奨してくれる「ソムリエシステム」、特定の心理効果の誘発を意図したゲームデザインへの応用といった可能性が見えてきました。本テーマでは、主に「癒し」効果を想定した「なみだのソムリエ」システム開発に着手。癒しに関連する先行研究の収集・分析やアンケート調査を行い、性別や年齢、性格タイプなどに応じて、誰もが「泣ける」ゲームデザインを検討していきました。これがのちにDSソフト『99のなみだ』として実現します。

「なみだのソムリエシステム」による心理的効果の実証結果
◎「なみだのソムリエシステム」による心理的効果の実証結果

2)ゲームソフトの心理効果に関する評価研究

上で試作したゲームソフトが意図した心理効果を与えうるかどうか、生理心理反応計測によって評価を行いました。

近赤外分光法(NIRS)による脳機能計測
◎近赤外分光法(NIRS)による脳機能計測

3)こども向けの遊育施設の開発・評価研究

子供を遊ばせながら、うまく育てていく「遊育施設」をコンセプトに、新たな遊びの空間モデルを目指し、研究を開始しました。「ナムコあそベース」「しましまタウン」「ヒーローズベース」の利用実態を調査、「あそベース」ではICタグを使って親子の移動を記録、行動パターンの解析を行いました。
「あそベース」のICタグ解析結果
◎「あそベース」のICタグ解析結果
pdf 報告書の公開は準備中です。
  ▲ページの先頭に戻る